2020年8月23日(日)、アルティマリーグ第6試合となる、昌平高校(埼玉)と興國高校(大阪)の対戦が開催される。会場は時之栖Aグランド(静岡県御殿場市)、10時30分キックオフ。
2019全国選手権の対戦再び。【興國vs昌平】
2020年1月2日、2019年度全国選手権の2回戦で対戦した興國高校と昌平高校は2-0で昌平高校が勝利した。あれから7か月。再び両チームが激突する。
興國は超技巧派集団・昌平高校にリベンジなるか
アルティマリーグ2戦目となる興國高校は、7月24日に迎えた尚志との初戦に0-6で敗れ悔しい黒星スタート。
すでに横浜F・マリノスへの加入が内定している樺山 諒乃介(3年 FW)、平井 駿助(3年 CB)、田川 知樹(3年 GK)に続き杉浦 力斗(3年 FW)のツエーゲン金沢内定が発表されている。5人目のJリーガーかと注目される湯谷 杏吏(3年 MF)は、高校選手権全国大会初戦となった昌平との対戦で悔しい思いをした一人。スタメンで起用されるも全くボールを受けることができず途中交代となってしまった。次戦の昌平戦では、アルティマの舞台で最高のパフォーマンスをすることができるのか。
初戦となった尚志戦のあと内野監督は
「この大会では自分たちがどうパフォーマンスするのかを目標、テーマとして掲げてきた。緊張感のあるゲームの中で選手たちがトライ&エラーを繰り返しながらメンタル的に育っていくかを見守っていきたい」
と語っていた。メンタル的にも成長したパフォーマンスができるのかにも注目したい。
勢いにのる昌平は、テクニカルな興國高校をどう戦うのか
対する昌平高校は8月8日に行われた尚志との初戦を4-1で勝利。多くのタレントを擁した超技巧派集団・昌平高校が尚志高校の連勝をストップさせた。
続く帝京長岡戦では、先制され苦しい展開ながらも後半に日本高校選抜の須藤 直輝(3年 MF)を投入し流れを引き寄せ逆転で勝利。ここまで2戦2勝している。
前節でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた高校選抜候補 小川 優介(3年 MF)、同じく高校選抜候補 柴 圭汰(3年 MF)のボランチコンビを起点に全員で繋ぐパスサッカーで、多くのJリーガーを輩出する興國高校と時之栖で戦う。
帝京長岡戦終了後のインタビューで
「興國高校はテクニカルなチームで、我々も勉強しながらひとつひとつ成長していきたい」
そう語った昌平高校 藤島監督。
全国高校選手権の舞台へ向け、さらなる成長を続ける両チームから目が離せない。